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White Ship -Earthのまん中にはArtがある-

Vision Forestの立ち上げから、最新の取り組みまでを綴る
SX BLOG ”Vision Forest diary"
Q:Vision Forestとはどのようなプログラムなのですか
A:事業・組織変革を、コンサルティングとアートを活用して加速するシグマクシス独自のプログラムです。具体的には経営者や社員が業務における自らのビジョンや想いを描き対話するセッションからスタートし、各々が目指す姿を実現するプロセス全体を、設計・推進します。 この領域のパイオニアであるアーチストと経営コンサルタントとの共同作業により生まれた全く新しいアプローチで、経営幹部の方から「こんなに感性を刺激されたのは数十年振りだ」と驚かれることもしばしばです。
Q:なぜこのような取り組みを始めたのですか
A:そもそもシグマクシスは、従来型のコンサルティング手法に限界を感じ、事業価値創造のためにより新しいアプローチを見出したい、という想いを持った人間が集まって生まれた会社です。会社設立直後から議論を重ねる中、従来の変革がうまくいかないケースの多くで、「そもそものビジョンを共有するプロセスを省いていきなりアクションと数字だけを追ってしまうこと」が、問題の根となっていることが見えてきました。Vision Forestには、参加メンバー各自が、組織のビジョン実現にどのように貢献出来るかを主体的に考えコミットするプロセスが組み込まれており、一見、回りくどいようでも、最終的に全社変革のエネルギー、スピードが飛躍的に高まる、というのが我々の実体験です。
もう一つ、人財の「創造性」を引き出す実践的アプローチを創りたいという想いもあります。今、イノベーションという言葉があらゆる場所で使われる一方で、その方策を具体的に示したものは極めて少数だと感じています。創造のためには、最低でも1)自分が無意識に設定していた「枠」や「制限」を外し、自らの内にあるアイデアを引き出す、2)周囲と高度に連携しながら、アイデアを価値に落とし込む、という2つの流れが必要で、いずれも、自分を知り、他者を深く知ることが成功の前提となります。Vision Forestには、この前提を満たすための仕掛けが組み込まれています。
Q:個人的にはどのような想いでプログラム立ち上げに取り組んだのですか
A:実は私も以前は、大手の戦略コンサルティング・ファーム、そして投資ファンドと、徹底的にロジック、数字で考え、コミュニケーションすることを問われる仕事をしてきました。
その一方、私自身は、大きな声では言えませんが、もともと直観で動くタイプで、ロジックだけのコミュニケーションに息苦しさを感じていたのも事実です。いまから7年前、友人の紹介で、現在の事業パートナーであるホワイトシップ社のアーチスト谷澤邦彦さん、社長の長谷部貴美さんと出会ったとき、自分が長い間、押さえ込んでいた感性や、創造への欲求が湧き上がってくるのを感じ、週末に彼らと共に時間を過ごしたり、自分でも創作をするようになりました。そして次第に、アートの領域がビジネスにもたらす可能性について考えるようになりました。当時から、ホワイトシップには、アートの力に関心を持つ経営者・企業から、相談やプロジェクト依頼が広がり始めていたため、彼らにとってもビジネスや経営領域の知見が必要であり、そのような中でお互いに知恵を交換し合う機会が増えていきました。
シグマクシスが本格的な立ち上がりを迎えた2009年初旬、あるお客様から単なるコンサルティングにはもう必要性がない、事業を超えて組織や社会を活性化するようなアプローチはないか、という問いをいただいた事をきっかけに、これまで温めていたVision Forestというプログラム構想の本格的立ち上げを決意しました。そこから嵐のような1年半、ホワイトシップ、および社内の仲間と共に、構想の実現に取り組んできましたが、共感・応援して下さる多様な企業の方々、経営幹部コミュニティーの広がりもあり、プログラムが日々、豊かに発展しつつある実感があります。
Q:アートを活用する、というのは具体的にどのようなことなのですか
A:セッションを体験する前の方には、あまり多くの事前説明はしないようにしています。これまでの経験からも、本人が体感する前に頭で「知ったつもり」になることは望ましくないと分かっているためです。多くの場合、導入を検討している方には、弊社で毎月実施している「Vision Forest体験セミナー」へのご参加をお勧めしています。実際は、お客様と我々ビジョンフォレスト・チームが同じ場で、ワン・チームとして取り組むVision WorkshopおよびVision to Actionという2つのセッションが、このプログラムの根幹をなしています。
Q:プログラムの取り組みゴールは何ですか
A:具体度の差はあれ、組織は皆、実現したいビジョンや、目指す姿を持っています。それを可視化・共有し、実現のためのアクションを作り込み、やり遂げる、そのプロセスを加速させる、ということがプログラムのゴールです。その意味では人間が絡む限り、あらゆる事業、テーマで活用が可能だと思っています。今、お話をいただくことが多いテーマは、経営幹部のビジョン共有、部門横断プログラムの推進、イノベーションを起こす組織の土壌作り、成長戦略の策定と落とし込み、次世代リーダー育成などです。
Q:体験した企業の方はどのようなコメントをくださるのですか
A:企業内部では通常起こらない新しいコミュニケーションと創造の可能性を感じる、とおっしゃる方が多いです。自分が他の役員と実は深く話していなかったことが分かった、同僚の情熱に触れて変革にむけた勇気が湧いた、そもそも自分がもっていたビジョンを再認識できた、などという声も多く、またプログラムを進める過程で、参加者は皆、自分はどのように組織のビジョン実現に貢献出来るのか、何をアクションするのかを考えるようになります。プログラムの終了後、これまでコンサルタントは嫌いだったが、今回は違った、一切やらされている感がなく、皆で深い討議ができた、と役員に声をかけていただいたこともありました。
Q:自社内で最初に導入するには勇気がいりそうですね
A:現在はマス向けの宣伝は行わず、事前にワークショップを体験いただき、Vision Forestのエッセンスを理解くださった経営者、経営幹部の方に絞って、具体的なお話をさせていただいています。面白いのは、アートに苦手意識が強い方でも、「会社を変えたい、良い場所にしたい」と事業の最前線で働いている方が、一番強く反応してくださる点です。そして、その企業内で参加された多くの方も同じように反応されるのです。参加者の変化を目の当たりにし、信頼関係を築きながらそのような方とプログラムを設計・実行してゆくプロセスは、それ自体エキサイティングで、ときにこれが仕事であることも忘れます。強い想いをもって導入してくださった方が、喜んでくださったときは、チーム全員、充実感でいっぱいになります。